‘ひまわり’をもう一度咲かせよう!!!! / ヴァム・カット
 アップデート2



親愛なる友へ



 昨日(日曜日)の時点で、回答を待っていた皆へ、重ねてお詫びする。しかし、僕には小 休止が必要だった。昨日はここドイツでイースター・マーチに参加した。もっとも、返信 が出来なかった一番の理由は、昨日起こった膨大な受信メールによる僕のメールボックス の破裂なんだが。金曜日以来、既に300以上の電子メールが48時間以内に戻ってきてお り、現時点ではそれら全てを読むことは不可能だ。しかし、僕が認めた限りにおいては、 それらのメールは押し並べて建設的で、僕にこのイニシアチブをとり続けるよう支援して くれているものだった。なので、僕は今日(月曜日)時間を割き、君たち全てに宛ててよ り建設的なメールを書くことにした訳だ。‘この妙なヴァムって誰だ?’とまo臙しがっ ている皆へ、このメッセージの後ろに、僕が何者で今までにどういった活動をしてきたの かということが分かってもらえるようなインターネット・リンクを幾つか付け加えておく。 また、アメリカ合衆国のアル・ゴア副大統領が数年前に行った、インターネットの重要性、 そしてこのメディウムによってどういった種類の人道主義的なイニシアチブが打ち立てら れるのかを証明するスピーチからの引用も添えておく。

話を戻すと・・・

計画

 マケドニアとアルバニアにおける直接危機が少し落ち着きを見せ次第直ちに、僕らは20人までの小規模なボランティアの国際チームの編成を開始するつもりだ。このチームはこの地域に出向き、少なくとも3週間は難民とともに暮らして過ごす。その時点までには、より多くのより良質の難民キャンプがこの地域に設立されていることを期待しているのだが。現時点では、状況があまりにも無秩序である際には、君たちが難民の救命に必要な最初の必需品を提供することが出来る場合にのみ、その地に行く意味があるだろう。難民の大群衆の中においては、組織立っていない、または組織された国際ボランティアはそれほど役には立たない。シェルター、食料、水、そして医薬品が現在最も重要なもので、これらの計画的な調達が肝要だ。ニュースを聴くにつけ、僕は国際的大規模援助が始まっているという感を抱だいている。

 ここ数週間の内に状況は少し落ち着きを見せるだろう。現在のような最初のパニックはおさまることだろう(と願っている)。その際には、全地域において幾分ましな難民キャンプが出来ている筈だ。ニュースから得られる情報に基づくと、僕は仮にコソボでの戦争が、来る数週間の内に終わったとしても、難民達がコソボの自身の家に直ぐには戻れないはずだと思っている。もし、現在僕らがが耳にしていることが真実であるならば、多くの街や村は壊滅状態で、人々が戻る前に、まず、街や村の再建がなされなければならない。この間ずっと、人々はマケドニアやアルバニアの難民センターで待機することになる。恐らく何ヶ月も、若しくは何年間も、決して何週間ではおさまらない・・・状況が最善となることを願おう。

 1992年以降のクロアチア、ボスニア、そしてセルビアの‘マイ・ネイバー(私の隣人)’‘サンクロケット(ひまわり)’の経験は、この時期の難民達を孤立させないことの重要性を示している。食料やシェルターはもちろん大切だけど、精神的なことはそれらと同等な人道主義的援助の重要な要素だ。この状況に正常さを少し持込むことが、世界中の正常な人々を持込むことが、戦争、恐怖などが常時、といった思考の螺旋を打ち壊すことの大きな助けになる。このことは 待機の期間におってしまうトラウマに対抗するものともなる。

僕らの活動

 非常に簡潔だ。出向する人々は先程も述べたように少なくともそこに3週間滞在、難民センターで小さなグループに分かれる。この期間中、彼等はまず第一にそこにいる子供達のための創造的な活動を計画、若しくは計画の手助けをする。これには色々な可能性がある。‘サンクロケット(ひまわり)’はスポーツの計画、子供の遊び、音楽、演劇から学校や自主的なユース・センターの設立まで行った?。第二には女性のための活動、これも創造的なワークショップからグループでの話し合い、生産的な小団体までと様々だ。そして最後で最小でないこと、男性のための活動についても計画しなければならない。彼等が故国の不幸についてばかりを話し合わないように。戦争が終われば、彼等の家、街は再建されなければならず、また、新しいインフラストラクチャーと経済構造も再建されなければならない、ということを考慮して活動の内容を考えれば良いだろう。

うみ出されたもの

 難民センターにおける国際間のボランティアも一つの成果だが、僕らが経験したように、それはさらに素晴らしい所産をもたらす。ボランティアの殆どが帰省した後にも、難民支援の草の根運動を指揮する地元の、若しくは地域の、あるいは国家のコンタクトパーソンとなる。クロアチアとボスニアにおいては、この直接のコンタクトが如何に重要であるか、また、大規模な組織が出来なかったことを彼等が如何にまとめあげたか、ということが多数見受けられた。

 また、それは世界中の人々の受動性の状況、また、何が起こっているかについて感じるフラストレーションに打ち勝つための手助けともなる。僕ら各々は手助けをすることが可能なんだ。現在、その責任が誰にあるかは別として、アルバニアとマケドニアの難民は戦争の最大の犠牲者だ。僕らは力を合わせて草の根の国連を作り始めるべきなんだ。

 君たちはこの活動、若しくはこの犠牲者達の救助に努める他の活動を支援することにより、難民援助が出来る。この状況をあなたの心から禁じようとする試みによっては、人は救われない。そこに事実があり、そして我々は皆、直接的または間接的にそれに関与しているんだ。

現在なされるべきこと!!!

 確かに、僕はイニシアチブをとった。しかし、皆にも理解してもらえると思うけど、僕は単なる一個人なので、この問題全てを僕自身だけでは計画することは出来ない。僕がこれを計画してゆくべき人間であるかどうかということについてすら確信が持てない。けれど、僕が認めたすべての建設的な反応から言えることは、個の運動は実現可能で、実現すべきだということだ。現時点において、インターネット上でコーディネイト・ポイント、良質で速いインターネット上での入り口を設立し、そこからインターネット上の全ての人々にこのイニシアチブを告知出来るポイントを設立することが肝要だ。また、個の運動を実現するための費用を集める銀行口座(僕のものではない)も設立しなければならない。そして、今までのところ実現していないので残念なのだけれど、アルバニアとマケドニアにおけるコンタクトの確立が急務だ。

 来る数日間に、これら全てを如何にしてすすめてゆくかというアイデアを募る。これは少し素朴なやり方かもしれない。しかし、残念ながらこれが現実なんだ。僕は僕らががこれをなしえると確信している。話は変わるけど、もし似たようなイニシアチブを耳にした人があれば、どうかそのニュースを広めて欲しい。先程も言った通り、能う限り協力しあっていくことが重要なんだ。

 もちろん、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や赤十字国際委員会(ICRC)のような大規模な人道主義の組織が、7年前の‘サンクロケット(ひまわり)’の際、難民センター各所での最初の活動の後に我々の活動を支持してくれたのと同様、今回もこのような行動を支持してくれることを願っている。僕はそれが実現することを確信してる。本日(月曜日)既に緒方貞子・国連難民高等弁務官が国際社会は食料とシェルターのことだけではなく、子供達や他の難民の精神面のことも考慮すべきであるとのアピールを出した。

なぜ国際間のイニシアチブなのか

 君は私の意見に賛同しないかも知れない。しかし、僕はこのような状況においては国家的なイニシアチブよりも、国際間のイニシアチブが必要であると信じている。戦争、つまりナショナリズムが再び吹き荒れるような状況において、国家的な解決方法を期待するのは馬鹿馬鹿しい限りだ。国際間の協力、そして難民センターにおける国際ボランティアの存在は、世界中の人々が共に行動できることの証明だ。僕らが自主的に組織化した草の根の国連を創立出来れば、これはインターネット上の一つの画期的出来事となるだろう。つまり、僕らがインターネット上で攻撃しあうのではなく(過去4年間、Web上での戦争のプロパガンダとニュース、およびディスカッショングループのフレーム合戦は増えてきている)協力し合うことも出来るんだ。もっと建設的なことを行おう。

このニュースを広めること

 7年前の僕の日記は、僕の預り知らぬところで世界中に広がった。また、土曜日の僕の最初のメッセージも世界中に流布されている。大勢の人々が僕のメッセージを彼等の友人へと転送した訳だ。僕はこのことを嬉しく思うし、また、このメールを友人、並びに、この運動の手助けをしてくれそうな人に転送してくれるよう願っている。この非常に個人的なイニシアチブとコンタクトはこうした行動の原動力だ。

‘ネルソン・マンデラにユーゴスラビアの調停を頼もう’

 先程も述べたように、このアイディアを最初に耳にしたのは何処でだか覚えていない。しかし、このアイディアがインターネット上で迅速に広まったことを嬉しく思っている。インターネット上でネルソン・マンデラ氏に対して、ユーゴスラビアの調停への嘆願が開始されたことは喜ばしいことだ。目を通して、署名して欲しい。
http://members.aol.com/gomandela/tothe/balkans.htm

最後に、けれど、少なからず

 私の心からの敬意はマケドニアとアルバニアの人々へ、そして政治的な指導者達へ捧げられる。ヨーロッパにおける最も貧しい国々にとって、難民の爆発的増大がどれほどの困難をもたらすのかは想像し難いことだ。

インターネット・リンクとザグレブ日記について

http://www.foebud.org/texte/wam_kat/
http://www.envirolink.org/greens/b/gyil.old/msg00305.html
http://caq.com/MFF/ZTN_ComLnks.html
http://bi-node.teuto.de/art/TEXTE/zamir.html
http://www.hawkesbury.uws.edu.au/faculties/socialinq/humanities/ Multimedia/netcult/NetCult97/reader.html
http://strano.net/town/meeting/budapest/prog.htm
http://www.zerberus.de/texte/wam_kat/1995/95jan01.txt
http://206.251.6.116/geekgirl/002manga/witches.html
http://www.kaapeli.fi/raportit/rap1/julkaisu.htm
http://mediafilter.org/ZK/Conf/Conf_Email/December.29.1996.17.40.02
http://www.cdsp.neu.edu/info/students/marko/resources.html
http://aleph.pangea.org/intermed/slides/zamir.html
http://www.desk.nl/~nettime/zkp/zamir.txt
http://www.spp.umich.edu/courses/744/misc.hyper.95/0012.html
http://www.itu.int/itudoc/itu-d/wtdc/wtdc1994/speech/gore_e_8303 .txt
http://english-www.hss.cmu.edu/cyber/al_gore.txt


今平和を

ヴァム

僕から平和を

ヴァム

ネルソン・マンデラをコソボの平和の調停者に


訳:藤部明子


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